
大きな事故や振動騒音。外環道路の工事で住民の暮らしが脅かされています。
こうした直接の被害だけでなく、この事業は市民合意の点で当初から問題を抱えています。
事業者は「住民参画」の形式を取り入れましたが、今起きていることは市民の権利が守られているようには見えません。
再開発・まちづくり計画のあり方について発言を続ける岩見良太郎さんをお招きして、公共事業と住民主権について考えてみます。どうぞご参加ください。
【日時】 2024年9月1日 (日) 13:30~15:30
会場・井の頭コミュニティセンター 新館
三鷹市井の頭 2-32-30 Tel 0422-44-7321
※ 参加無料・会場参加は予約不要です。途中入退場可・どなたでもお気軽にご参加ください
遠方の方は、ぜひ、オンラインでのご参加を!
※ Zoomによるオンライン参加申込は → ・ https://x.gd/nOEu1
お申し込み締め切り8月30日(金)
必要事項を記載の上送信してください。
後日、当日ZOOMに参加するためのURLをお知らせします
スマートフォンの方は、お知らせの中のQRコードでどうぞ。
講師プロフィール
岩見 良太郎
東京大学工学部都市工学科卒、同大学院博士課程修了(工学博士)。青森大学、都留文科大学を経て 1994 年より埼玉大学経済学部教授。2011 年退官。この間 2001~02 年ロンドン大学(LSE)において、イギリスの都市計画と地域社会とのかかわりについて調査、研究。大学院生に進学時、当時設立された区画整理・再開発全国連絡会議の活動に参加。以降、まちづくり運動に学びつつ、研究活動を進めてきた。
主な著書
単著:『土地区画整理の研究』(1978年)、『土地資本論 地価と都市開発の理論』(1989年)(以上、自治体研究社)、『「場所」と「場」のまちづくりを歩く 日本編イギリス編』(2004 年、麗澤大学出版会)、『場のまちづくりの理論 : 現代都市計画批判』(2012年)、『再開発は誰のためか 住民不在の都市再生』(2019年)(以上、日本経済評論社)。 ほか共著240901外環岩見良太郎学習会多数あり。
楽しくわかる「外環問題早わかり」コーナー、
市民手作りの中央ジャンクション大型模型も公開します!
ぜひご参加ください。
【集会のご案内】
2024/07/29[月]12:50 PM / イベントのお知らせ,会の活動
〜「外環予定地・住民の会」&「市民による外環道路問題連絡会」合同集会のお知らせ〜

今、外環全線16㎞のうち、9㎞区間の
トンネル工事は、ストップしています。
それは調布の陥没事故で、東京地裁が
「外環道路工事、一部中止命令」を
2年前に出したからです。
でも、国は中止命令の出なかった区間で
工事を押しすすめ、
三鷹では「ランプシールド」という
危険な工事を行いました。
調布では陥没地域の地盤改良工事の途中、
予期せぬ「気泡発生」で、改良工事は停止。
次から次と問題が起きる外環道路工事。
かかる費用も見通しが立ちません。
被害を受けた人たちは、
安心な暮らしが奪われたまま。
外環計画地に住む人は、
いのちの不安を抱えています。
人間の大切な権利と環境を守るために、
今こそ、事業の中止を求めていきましょう!
集会に、ぜひ、ご参加ください。
市民の手で作った「外環トンネル巨大模型」
を展示します。
会場とオンラインでお待ちしています !
【日時 場所】
2024. 2.18 [日] 午後 13:00〜15:00
会場・井の頭コミュニティセンター 新館
三鷹市井の頭 2-32-30 Tel 0422-44-7321
※ 参加無料・途中入退場可・どなたでもお気軽にご参加ください
遠方の方は、ぜひ、オンラインでのご参加を!
◆オンライン参加申込は→https://qr.paps.jp/ArNgm
(上記クリック後、集会参加申し込みページが開かない場合は、
さらに docs.google.com をクリックしください)
プログラム
● 外環道路問題 早わかり!
● 外環予定地に住む人、被害を受けた人たちから
● 今、どうなっているのか? これからを考えよう!
―楽しい小芝居を通してー
● つながろう 続けよう
〜17年目を迎えた「市民による外環道路問題連絡会・三鷹」
「外環道路予定地・住民の会」、訴訟を起こした人たちと共に〜
★ 講座終了後に外環巨大模型の説明&交流会
模型の説明 14:50~15:10 /交流会 15:10~16:00
ご参加、おまちしています。
集会のご案内
2024/02/05[月]5:42 PM / イベントのお知らせ,会の活動

東京外郭環状道路(外環道)の大深度地下トンネル掘削で陥没した東京都調布市の地盤の補修工事が、付近を流れる川で気泡が発生したとして中断されたことが、東日本高速道路への取材で分かった。この気泡と工事との関連が疑われるためで、東日本高速が調査する方針。住民からは「工事が周囲の地盤を壊しているのでは」と不安の声が出ている。
◆作業を終えると気泡も止まった
付近では2020年10月以降、地面の陥没や地中の空洞を計4カ所確認。地下40メートル以深の大深度をシールドマシンで掘削した影響とされ、一帯でも地盤の緩みが確認されたため、東日本高速は今年8月、補修材を圧縮空気とともに地中に送り込む工事に着手した。
今月2日になって現場の建設会社職員が、施工地点の東側を流れる入間川の水面1カ所で気泡を発見。この日は補修範囲のうち2カ所で作業し、気泡が見つかった地点からはそれぞれ約20メートル、80メートルほど離れていた。作業を終えると気泡は止まったという。
連休の休工を挟み、6日に予定されていた補修工事は取りやめた。東日本高速は工事による周辺への影響を確認するため今後、調査するという。気泡が出た原因については、6日夕の時点で明言しなかった。
トンネル工事の全面差し止めを東日本高速などに求めた仮処分申請の原告側代理人・武内更一弁護士は取材に「地表から送り込んだ空気が地下を通って周辺の地盤を壊す危険性があり、(周辺の地権者の)財産権の侵害に当たる問題だ」と話した。(梅野光春)
◆工事前から出ていた圧縮空気への不安
圧縮空気への懸念は騒音や振動も含め、工事に先立つ説明会でも住民から出ていた。これが現実になった形で、住民側は詳しい調査を求める要望書を東日本高速道路などに近く提出する。
東日本高速は気泡の発生は作業終了後に止まったとしており、工事で圧縮空気が地中を通って補修範囲外の川まで移動した可能性が高い。川だったため気泡として目視できたが、周辺の地中に目に見えない圧縮空気が入り込み、地盤を緩める恐れも指摘される。
補修範囲のそばに住む丸山重威さん(82)は「大深度トンネルは地上に影響ないと言っていたのに地盤補修が必要になり、その作業でまた悪影響が出る。外環道の建設そのものを中止する決断はできないのか」と疑問を投げかける。
近くに住む女性(67)は「空気以外に、地中に噴射している補修材も周りに出ているのでは」と不安を募らせた。(花井勝規、梅野光春)
東京新聞 2023年11月7日
2023/11/07[火]11:00 PM / 報道

NHKニュースで、外環道路の住宅街での道路陥没のことが放映されました。
—————-【放映内容概要】——————
■道路陥没から3年 住民の転居や家屋解体も…
東京 調布市の住宅街で道路の陥没が見つかってから18日で3年。
トンネル工事で緩んだ地盤の補修が進む一方、工事のために住民の転居や家屋の解体も行われるなど、地域の姿は変わった。
補修には2年ほどかかる見通しで、高速道路会社は陥没現場周辺の地下トンネルの工事の再開は見通せる状況ではないとしている。
■《これまでの経緯》
調布市の住宅街で陥没が見つかったのは3年前の2020年10月18日。
その後、地下で空洞も相次いで見つかる。
有識者の委員会“トンネル工事の施工ミスが原因の可能性”。
トンネル工事の中止を求める住民の仮処分の申し立てに対し、東京地方裁判所が陥没した地域を含む一部区間の工事の中止を命じる決定。陥没した地域含む一部区間では掘削工事は止まったまま。
中止を命じられなかった範囲でシールドマシンによる掘削を再開するも、住民からは工事に伴う振動や騒音への不安の声などが寄せられ、会社としては、振動や騒音を軽減させる工法の徹底、一時的な滞在先の提供などを住民に説明したという。
■住宅を解体して地盤の補修工事 変わる地域の姿
東日本高速道路は、トンネル工事の影響で地盤が緩んだことを認め、対象のおよそ30軒に仮移転や買い取りの交渉を進め、2023年8月からは解体が完了した場所から地盤の補修工事を進めている。
陥没現場の近くで住み続けている住民は、3年が経っても平穏な生活が取り戻せず。「この地域がどうなっていくのか青写真を示してほしい」と今後に不安を隠せない。
■“道路陥没めぐる情報公開請求で個人情報漏えい” 住民が提訴
道路陥没をめぐり情報公開請求を行った市内に住む調布市の70代の男性が、氏名などの個人情報を陥没の原因とみられるトンネル掘削工事を行った事業者などに市が漏らし、プライバシーを侵害されたなどとして、賠償を求める訴えを起こした。
調布市「現時点でのコメントは差し控えたい」。
NHKニュース 2023年10月18日 20時48分
2023/10/18[水]10:28 PM / 報道,外環関連情報
東京外郭環状道路(外環道)の地下トンネル建設工事を巡り、東日本高速道路は、掘削済み区間の地上付近を通る「野川サイクリング道路」に計6つの穴が見つかったとして、道路を管理する東京都狛江市に無断で修復していたことを本紙の取材に明らかにした。(岡本太、梅野光春)
◆市議の情報提供で確認、管理者の狛江市に無断で補修
東日本高速によると、穴は調布市入間町の野川沿いの道路で8月1カ所、9月3カ所、10月2カ所の計6カ所で、東日本高速の巡回監視中に見つかった。直径5~10センチで深さ約20センチで狭い範囲に集中し、いずれも発見翌日までに砕石などで補修した。
道路を管理する狛江市は10月5日、市議からの情報提供で補修の跡を確認。6日に掘り起こし、市としてアスファルトで舗装し直した。東日本高速は10日になって初めて、市に事情を説明したという。
◆住民「ほかにも空洞はないのか」「隠蔽体質が露呈」
現場は2020年10月以降に陥没や空洞が計4カ所で見つかった調布市東つつじケ丘の住宅地から、南東へ約1.3キロで、散歩やサイクリング向けの幅1メートルほどの道路。野川を挟み約50メートル東に外環道の大深度トンネルが通る。東日本高速によると掘削は20年7月に完了しており、担当者は「工事の影響で損傷が起きた可能性は低い。発生原因の調査には協力する」と話す。
穴を補修した跡が残る野川サイクリング道路
穴を補修した跡が残る野川サイクリング道路
市民団体「外環ネット」の籠谷清さんは「勝手に埋め戻すという行為で事業者側の隠蔽体質が露呈した。付近の地盤の再調査と原因究明をしてもらわないと、安心できない」と語気を強めた。
東京新聞 2023年10月16日 18時26分
2023/10/16[月]8:31 PM / 報道,外環関連情報
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