【NHKニュース】 陥没から3年 地域は 住民は
NHKニュースで、外環道路の住宅街での道路陥没のことが放映されました。
—————-【放映内容概要】——————
■道路陥没から3年 住民の転居や家屋解体も…
東京 調布市の住宅街で道路の陥没が見つかってから18日で3年。
トンネル工事で緩んだ地盤の補修が進む一方、工事のために住民の転居や家屋の解体も行われるなど、地域の姿は変わった。
補修には2年ほどかかる見通しで、高速道路会社は陥没現場周辺の地下トンネルの工事の再開は見通せる状況ではないとしている。
■《これまでの経緯》
調布市の住宅街で陥没が見つかったのは3年前の2020年10月18日。
その後、地下で空洞も相次いで見つかる。
有識者の委員会“トンネル工事の施工ミスが原因の可能性”。
トンネル工事の中止を求める住民の仮処分の申し立てに対し、東京地方裁判所が陥没した地域を含む一部区間の工事の中止を命じる決定。陥没した地域含む一部区間では掘削工事は止まったまま。
中止を命じられなかった範囲でシールドマシンによる掘削を再開するも、住民からは工事に伴う振動や騒音への不安の声などが寄せられ、会社としては、振動や騒音を軽減させる工法の徹底、一時的な滞在先の提供などを住民に説明したという。
■住宅を解体して地盤の補修工事 変わる地域の姿
東日本高速道路は、トンネル工事の影響で地盤が緩んだことを認め、対象のおよそ30軒に仮移転や買い取りの交渉を進め、2023年8月からは解体が完了した場所から地盤の補修工事を進めている。
陥没現場の近くで住み続けている住民は、3年が経っても平穏な生活が取り戻せず。「この地域がどうなっていくのか青写真を示してほしい」と今後に不安を隠せない。
■“道路陥没めぐる情報公開請求で個人情報漏えい” 住民が提訴
道路陥没をめぐり情報公開請求を行った市内に住む調布市の70代の男性が、氏名などの個人情報を陥没の原因とみられるトンネル掘削工事を行った事業者などに市が漏らし、プライバシーを侵害されたなどとして、賠償を求める訴えを起こした。
調布市「現時点でのコメントは差し控えたい」。