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中央ジャンクション 工事説明会に対する要求書を提出しました


中央JCT説明会_要求書200831付提出

去る工事説明会【中央JCTランプシールドに係るおけるシールド掘削工事のご説明について】(令和2年8月7日.8日開催)にでは、コロナ禍を理由に、人数制限、時間制限等、様々な制限が設けられました。そのため、1回の説明会では十分に理解できなかった住民が、すいている会を選んで複数回参加したいと希望しましたが、国はかたくなにこれを拒みました。
この運営状況は、説明会の本来のあるべきから程遠く、事業を理解したいと思う住民の意欲をあえてそごうという悪意すら感じるような内容でした。
この事態に対して、私たちは、厳重に抗議するとともに、国土交通省 関東地方整備局 東京外かく環状国道事務所長に対して、以下の5項目を選択要求しました。

【要求事項】
1. 8月7日・8日に開催された説明会については、住民が理解できるような運営・内容の説明会を再度開催すること

2. 8月7日・8日に開催された説明会について、定員に達してないにもかかわらず、複数回の参加を拒絶したことについての見解を明らかにすること

3. 8月7日・8日に開催された計8回の説明会について、以下の情報を提供すること
 ①各回ごとの参加者数
 ②音声による説明を文章化したもの
 ③各回の質疑内容
 ④議事録ないしは報告書

4. 説明会やオープンハウスの開催時期に関して、高齢者・子ども連れ等ハンディキャップがある者には参加しづらい真冬や真夏を避けた時期の開催を検討すること  

5. 上記要求事項に対して、本年9月30日までに文書にて回答すること 

【日経】【読売】外環・事業費が2倍に増大

【日刊建設工業新聞 7/31】外環道事業費7600億円増加

【日経8/4】外環道事業費膨張、当初の約2倍に

外環道路事業費が、2兆3575億円に膨れ上がることが判明しました。
当初事業費1兆2820億円の2倍近くに増大です。

「費用便益比」(B/C)も大幅に低下。B/Cは1.01となりました。
1.0を切る公共事業は、むだな事業として、本来であれば、計画の断念・中止という扱いとなります。
外環事業が1.0を切り、巨額の無駄な公共事業となるのも、時間の問題となりました。(下記参照)

「今後もさらに、事業費は増大する可能性が高い。今回の再評価で、事業費を見直した地中拡幅部は中央JCTの4カ所だけだ。その他、東名JCTに2カ所、青梅街道インターチェンジ(IC)に2カ所設ける地中拡幅部は、まだ勘案していない。これら4カ所の地中拡幅部でも、同様に事業費が増大すると考えられる。」(日経)

供用時期が 21年度(当初)が31年度と 10年先延ばしとなり、先の見通せない無駄な事業であることが明らかになりました。