調布陥没1年「事故で地域バラバラ」掘削再開見通せず
『調布陥没1年で集会 「事故で地域バラバラ」 200世帯補修 掘削再開見通せず』

【東京新聞 2021年10月17日】_陥没1年集会
2010年4月27日に、国土交通大臣宛に「中止を求める」署名2万4886筆<第一次>を提出しました!
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『調布陥没1年で集会 「事故で地域バラバラ」 200世帯補修 掘削再開見通せず』

【東京新聞 2021年10月17日】_陥没1年集会
2020年10月18日、調布市の住宅街で、道路が陥没する事故が起きました。
この場所の地下では、外環道路のトンネル工事が行われていたのです。
住宅の目の前の道路に、突然、5.2m×2.9m、深さ5mの穴があき、
近隣の住人に、避難が呼びかけられました。
けが人はいないとのことですが、利用者の多い道路であり
人命にかかわる事故が起きてもおかしくない状況でした。
トンネルが掘られたのは、1ヶ月前の9月14日。そのときから周辺には、外壁の落下、亀裂、地盤沈下、騒音振動などの被害があり、調布市には100件以上のクレームが寄せられましたが、事業者は解決に向けた対応を、何もしてきませんでした。
外環トンネルは2本隣り合って掘削される予定ですが、2本目のトンネル工事はまだ陥没地域に到達していません。この地域の真下をさらにもう一本掘削することは、まさに危険極まりない行為です。もはや掘削は不可能です。外環道路事業の実現そのものが不可能と言わざるを得ません。
これからトンネルが掘られる地域はもとより、
既にトンネルが掘られた地域でも安全とはいえない状況となりました。
マスコミ各社が、全国ニュースとして報道しています。
【NHKニュース「東京 調布の住宅街で道路が陥没 トンネル工事との関連を調査」】
これまで、私たちは、
1. 何万人もの人が住む市街地の真下に、巨大トンネルをつくろうという「外環道路」は、世界で誰も行ったことのない、無謀で危険な事業である。
2. 地下水の影響で地盤陥没や隆起が起こる可能性が高く、
3. 事故が発生すれば、市民の命の危険や財産の毀損など大災害に直結する
ことを繰り返し指摘し、事業を中止することを強く求め続けてきました。
私たちの危惧していたことが 現実のものとなりました。
私たちはさらに、外環道路事業の危険性を明らかにし、中止を求めていきます。
外環道路事業費が、2兆3575億円に膨れ上がることが判明しました。
当初事業費1兆2820億円の2倍近くに増大です。
「費用便益比」(B/C)も大幅に低下。B/Cは1.01となりました。
1.0を切る公共事業は、むだな事業として、本来であれば、計画の断念・中止という扱いとなります。
外環事業が1.0を切り、巨額の無駄な公共事業となるのも、時間の問題となりました。(下記参照)
「今後もさらに、事業費は増大する可能性が高い。今回の再評価で、事業費を見直した地中拡幅部は中央JCTの4カ所だけだ。その他、東名JCTに2カ所、青梅街道インターチェンジ(IC)に2カ所設ける地中拡幅部は、まだ勘案していない。これら4カ所の地中拡幅部でも、同様に事業費が増大すると考えられる。」(日経)
供用時期が 21年度(当初)が31年度と 10年先延ばしとなり、先の見通せない無駄な事業であることが明らかになりました。
9月1日、NEXCO東日本と中日本は「東京外かく環状道路」のトンネル拡幅工事について、
「談合などの疑いを払拭(ふっしょく)できない」
として、業者の選定手続きを中止しました。
具体的な工事対象は、外環トンネルと中央自動車道との接続に関する場所です。
地下の本線トンネルを拡幅して、地上に向かうランプ(坂道の)トンネルが分岐する箇所の工事で、国土交通省は「世界でも類を見ない難工事」と認めています。
そのような難工事を、人の住む真下で行うこと自体が、大変危険です。
しかも、その責任重大な施工会社を決める入札で、問題があったということは、住民を、極度の不信と不安の中に陥れる行為といわざるを得ません。