【市民主催の「家屋調査説明会」】を開催しました
10月11日(日) 10:30~12:30 新川中原コミュニティセンターにて
見て、聞いて、ともに考えるシリーズ2015 番外編 Vol2
とめよう外環道路
市民主催の「家屋調査説明会」
を開催しました。
当日は、予想を超える総勢60名以上の参加がありました。
しかも、そのほとんどの方が、私たちの会の集会ははじめてとのこと。
工事が動き出して、急に、多くの方が、外環道路に不安を感じだしていることが
如実に表れた集会となりました。
住民からは
「国の『大深度トンネル工事では、地表面に影響はない』と言いつつ、
『万一、被害があったらということで、家屋調査をさせてくれ』という説明は、全く納得がいかない」
と強い疑念の声があがりました。
さらに
「家屋調査はあくまで被害があった場合の事後処理のための対策に過ぎない。
住民が求めるのは、不安の払拭であり、そのためには、
工事途中での、地下水位、土地の陥没、隆起などの変動についての定期的な測定と、公表だ。
人間にたとえれば、健康を害した後の治療費の負担の相談ではなく、健康診断こそしてほしい。
さらに、その結果を正当に評価していくためには、住民側と事業者側が協議機関を設置する必要がある」
との強い要望が、住民からでました。しかし事業者は
「このトンネル工事では、地表面等での変動は想定していないので、そういう観測をする計画は今のところない。
協議機関のようなものを設置する考えも現段階ではない。」
と拒否しました。
一方、事業者は、当初
「家屋調査を受けない住宅は、原則、補償をしない」
と説明していましたが、
住民からの問題点の追及により、
「被害がトンネル工事によって生じたものであれば補償の対象になる。
家屋調査を受けている、受けていないということで、差別するつもりはない。」
と説明を変えました。
今回の説明会での事業者の回答には、納得に行かない点が多々あります。
私たちは今後も、【情報の公開】と【住民側と事業者側との協議機関の設置】を
事業者に対して要求していくつもりです。
みなさま ご協力下さい。
当日のアンケートから
●集会についての意見・感想
・常に心配事の一つでした。皆様の意見を直接的に伺え良かったです。
中心になられている方々が知識もおありで直接的にはっきりおっしゃって頂け安心出来ました。
我々の土地においても色々支障が出てきそうですが、心身ともにストレスがかかる事が考えられ、残念です。
・私の家は古く、屋根は瓦です。振動でずれてくれば、雨漏りになったり、道路に落下すれば、事故にもなるでしょう。
・前回も知っていれば、参加したかったです。次も来たいです。
・順次、進行の具合が知られれば。又、支障が出た場合など相談出来る場があれば、ありがたいと思います。
● 外環道路についての意見
・今だに反対!の心境です。これ迄もう少し甘く考えていましたが、世田谷で室内で震度3あった(トンネル掘るとき)ことを知り、驚いております。
・莫大な費用がかかる道路は不要だ。近辺の住民も大迷惑、大反対。
・予測不能な事象が必ず発生すると思う。その時に、如何に対応していくかが肝要。
2015/10/12[月]6:11 PM / 会の活動